走る母。
今日も片付けをしています。
手紙や写真の整理はなかなか手強いです。えいっと踏ん張って作業しています。
特に、大笑いしていたり変顔している写真にやられます。
必要なくなった書類もたくさんあったので思い切って処分しました。
少しずつ母の部屋が広くなってきました。
実は、春から履こうねと、介護されてる方にはお馴染みの「快歩主義」という靴(黒と少し渋いピンク)を買っておいたのですが、残念なことに母には履くチャンスが訪れませんでした。
今日まで母の遺影の脇の椅子に置いておいたのですが、先日未使用のポータブルトイレをお譲りした方に靴ももらって頂けることになりました。偶然サイズも一緒でしたし。
誰かのためになるならと、母も靴も喜んでいることでしょう。
今頃、お転婆な母は走り回っていると思います。大腿骨頸部骨折以来、1人で外出できなくなってから「自分の足で好きなところに行きたい」といつも言っていましたから。
補聴器なしでも耳もしっかり聞こえていると思います。
ビュンビュン風を切る音を聞きながら全速力で走っています。きっと。