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2019年、3月11日。

執筆者の写真: 尾崎亜美尾崎亜美

春の嵐が吹く中、今日で東日本大震災の日から8年。

まだ行方不明の方々の捜索は続いていると聞いています。

あの日のショックを風化させないためにもまだまだ自分にできることを探したいです。


昨日は常陸太田のパルティーホールで南佳孝さんとジョイントコンサートをしてきました。

会場の雰囲気は温かく、音楽の中に入り込むことができました。

サイン会では長蛇の列を作ってくださり、ありがとうございました。


本番直前写真です。

佳孝さんと2人。礼ちゃんと3人。佳孝さんのサポートをされていた住友さんと渡辺さんを入れて5人。佳孝さん、見事なくらい同じ笑顔。笑

くらもちん号🚗で東京に帰る途中、礼ちゃんがお肉を食べたいと言うので、遅めの「うちごはん」になりました。(お肉と野菜は礼ちゃんがダッシュでスーパーで買ってきました)

佳孝さんのお知り合いのお蕎麦屋さんから頂いたお蕎麦の美味しかったこと!


今日は朝の8時半から畳屋さんに来て頂きました。職人さんの朝は早いー。

介護ベッドが置いてあったこと、作業机の周りがかなり汚れていたこともあり、畳を替えることにしたのでした。生前母も言っていたので。

そのあと、何軒か母の友人に連絡したり、母のものを整理していて、ちょっとやられました。

母の展示会(母は袋物作家なのです)の飾り付けはいつも私の役目でした。もちろん、お手伝いして下さる方はいらっしゃいましたが。

その時の写真の私と母を小さく切り抜いてテープでくっつけてあるのを発見したのです。

私の写真の裏に「わたしの作品展のかざりつけをして身体中の痛みから〜」と私を心配している母の文章が(判別できない部分もあるのですが)ありました。

テープでつないだのは自分に痛みが移れば、と思ったのかもしれないと思うと泣けてきました。母の方が痛みや痒みや咳やいろんなことで辛かったと思うのに。


あらゆる喪失感の中で愛を失うことが一番辛いかもしれません。

でも、そんな悲しみの中からでも何かを生み出して、そしてそれが誰かや自分を温めるものになるようにと願いながら生き続けるしかありません。

2019年、3月11日。


Life Goes On。

9件のコメント

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9 Comments


iwa-ken.kk7
Mar 11, 2019

おはようございます、亜美さん。

元チューリップの財津さんが作った「夢中さ君に」という曲の2番で「大きな地震が起きた時のために二人乗りの気球を作ろう・・・」と。

まさに愛する人を守るために必要なのは備えであって純粋な発想の歌詞だと感じます。

風化させないためにもその意識の継続と日頃の備えが大切なのかなと思います。

Rock


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Keroyon Carrera
Keroyon Carrera
Mar 11, 2019

亜美さん、こんばんは。


南さんとのライブでのお写真、ありがとうございます。

音楽の中に入り込むお時間は、とても貴重であったと想像してます。


「愛を失うことが一番辛いかも知れません。」

誤解を恐れずに言うならば、

それは、愛は希望の根源だからと僕は考えます。

両想いでも片想いでも、アリだと思ってます。


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ぷにぷに
ぷにぷに
Mar 11, 2019

お疲れさまです。亜美さん。

3月11日。今日はテレビは朝からずっとその二ユースでしたね。忘れてはいけないことですね。

4年前、亜美さんを追いかけて行った気仙沼で見た風景を忘れません。

お魚屋さんのお母さんが言ってたもう4年まだ4年という言葉の重みを改めて噛みしめてます。


愛を失うって辛いです。悲しいです。

でも、失ったと思ってもその時は見えなくなってるだけなのかも。思う人がいればそこにあるんじゃないかなって、繋がってるんじゃないかなって。思ったりします。

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Ns.KM
Ns.KM
Mar 11, 2019

Ns.KM

亜美さん、こんばんは!

お母様の亜美さんに対する愛が感じられますね。


岩手県に嫁いだ妹の義父が亡くなり、葬儀のため今、岩手県にいます。

この地域では葬儀は3日間あるそうです。

そして、私も3日間参列します。

今日は、家族控え室で東日本大震災の式典の様子が流れた後、納棺式でした。


8年前の3月11日、妹の家も姪っ子達が暮らしていた場所も停電、食糧難、交通マヒ等で大変だと電話が通じてから聞きました。

あの日のことは、大勢の方がそれぞれの場所でいろいろな思いがあることと思います。


妹を可愛がってくれた義弟のお父様のご冥福をお祈りしながら、旅立ちをお見送りしたいと思います。


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ネジリー
ネジリー
Mar 11, 2019

亜美さんの高い志に頭がさがります。

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに

一日も早い復興をお祈り申し上げます。

海沿いの街で暮らしていると、覚悟が出来ました。

もちろん、逃げますよ。

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